Wednesday, December 20, 2017 11:09 AM

スバル、燃費書き換え調査 一部検査員から指摘

 SUBARU(スバル)は20日、自動車の生産で燃費データの書き換え行為があったかどうか外部専門家を交え事実関係を調査すると発表した。国の規定に反した新車の無資格検査問題の検証で、社内の一部検査員から指摘があった。これまでのところ、車両の開発時や、車を量産するための仕様を国に届け出る際のデータ改ざんは確認されていないとしている。

 昨年は、三菱自動車やスズキで燃費不正問題が発覚した。スバルでも実際に改ざんがあったとすれば、自動車業界は消費者の信頼を大きく損なうことになる。

 スバルによると、弁護士による無資格検査問題の検証チームの聞き取りに一部検査員が答えた。車両を抜き取り検査する工程で、ある量産が始まったモデルの燃費の計測値を変更したことがあると話した。抜き取り検査は国の規定ではなく、社内で定めた検査項目という。(共同)