Wednesday, December 20, 2017 11:11 AM

偽造薬防止にガイドライン 厚労省、流通規制を強化

 C型肝炎治療薬ハーボニーの偽造品が流通した問題で、厚生労働省の有識者会議は20日、薬品の適正な流通を確保するため、規制を強化したガイドラインを導入することなどの再発防止策をまとめた。

 同省によると、欧米で医薬品の流通規制が強化されていることを受け、現在、国内でもその基準に沿った新たなガイドライン案を策定中。来年4月以降、通知できるよう作業を進めている。

 再発防止策では、個々の医薬品にシリアルナンバーを付けることや、不正取引をした薬局開設者への罰則の在り方を検討する必要性を指摘。不正取引につながりやすい薬局などでの医薬品の在庫の実態把握を進め、インターネット取引の実態も調査するとしている。(共同)