Friday, December 22, 2017 11:23 AM
河野外相、イスラエルへ 首都認定後初の要人訪問
河野太郎外相は24日からイスラエル、パレスチナを訪問する。外務省が22日発表した。同省によると、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定した12月上旬以降、主要国の要人が現地入りするのは初めて。「米国に同調しない」(外務省幹部)立場を双方に説明し、理解を求める。米国とパレスチナ自治政府の対立解消に努める意向も伝える。
首都認定問題で河野氏は、米国の不興を買って日米同盟にほころびが出る展開も懸念している。米国の動向を注視しつつ、中東諸国との意思疎通を慎重に図る。トランプ氏の決定を称賛するイスラエルと、猛反発するパレスチナの間で「仲介役」をどの程度担えるかが課題になる。
イスラエルには現地時間の25日に入る。トランプ氏が首都認定を宣言した12月6日を「歴史的な日」とたたえたネタニヤフ首相と、問題の舞台であるエルサレムで会談する。河野氏は首都認定に関し「中東和平を巡る状況が厳しさを増す」(同氏)との懸念を示すとみられる。(共同)
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