Friday, December 22, 2017 11:25 AM

仏ルノーのトップを退任か ゴーン氏去就で観測

 フランスのメディアは22日までに、同国自動車大手ルノーのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)が任期切れを迎える2018年で退任する可能性があるとした上で、同社が後任CEOの選定作業に着手したと伝えた。18年2月に後任候補を決める可能性があるという。

 ゴーン氏はルノーの提携先である日産自動車でも社長とCEOの職を譲り、17年4月から会長に専念。日産傘下の三菱自動車を含めたグループの経営戦略に力を入れている。経済紙レゼコー電子版は、ゴーン氏がルノーでもCEOを退任後、何らかの役職にとどまる可能性に言及した。

 ルノーは現在、人材紹介会社も使いながら後任人事の準備を進めているという。ルノーの筆頭株主であるフランス政府の意向も反映されるとみられる。(共同)