Thursday, January 04, 2018 10:35 AM

体操の白井、今年のテーマ「魅」 3月のアメリカン杯が初戦

 体操男子で昨年の世界選手権種目別の床運動、跳馬で金メダル、個人総合で銅メダルの白井健三(日体大)が4日、横浜市内で日体大としての今年初練習を公開し、積極的に体を動かした。今年のテーマには「魅」の1文字を掲げ「点数の裏に隠れた魅力を見せられるように、1年やっていきたい」と抱負を語った。

 畠田好章男子監督によると、計6種目で争われる個人総合のアメリカン・カップ(3月3日・シカゴ)が今年初戦となる予定。白井は「個人総合としての“白井健三”というイメージはついている。そのイメージをいい方向に働かせて、去年同様に勢いのある演技をしていきたい」と意気込んだ。

 練習では床運動、鉄棒を除く4種目で演技を通すなど「去年の感覚を取り戻すことを意識し、上々の滑り出しを切れた」と笑顔を見せた。団体総合3位以内で2020年東京五輪の出場枠獲得が決まる世界選手権(10〜11月・ドーハ)の代表入りを目指し「いつでも戦える状態に仕上げていきたい」と話した。(共同)