Thursday, January 04, 2018 10:39 AM

北朝鮮の地方都市に落下か 昨年4月失敗の火星12

 外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」は3日、米政府当局者の話として、北朝鮮が昨年4月29日に新型の中距離弾道ミサイル「火星12」発射に失敗した際、内陸部の地方都市に落下、現場の建物に大きな被害が出ていたと報じた。

 同誌は、北朝鮮が昨年2度にわたり、日本上空を通過する形で火星12を発射したことを指摘。列島越えを狙っていても、失敗が起きれば日本攻撃に見える軌道を取り「北東アジアに深刻な危機をもたらす恐れがある」と警告した。

 同誌によると、火星12は発射地点の内陸部北倉から北東に約40キロの徳川市内に落下。衛星写真の分析から、現場にあった建物が消失しているのが確認され、大爆発が起きた可能性が高い。ただ建物は住居ではなく時間帯も早朝だったことから、犠牲者がいたとしても少数とみられる。(共同)