Thursday, January 04, 2018 10:42 AM

核保有パキスタンにも要請 河野氏「北朝鮮に制裁を」

 パキスタンを訪問中の河野太郎外相は4日、同国のアシフ外相とイスラマバードで会談し、国連安全保障理事会決議に基づく対北朝鮮制裁の着実な履行を求めた。インドに対抗するために核兵器を保有するパキスタンからも協力を取り付けることで、北朝鮮への圧力を強める狙いがある。

 河野氏は会談で、北朝鮮と友好関係を結ぶパキスタンを念頭に「南アジア諸国が制裁の抜け穴になってはならない」と伝えた。かつて北朝鮮に核技術を供与したと伝えられたパキスタンの核拡散問題も意識した発言とみられる。

 核開発を続ける北朝鮮に関しては、日本への「深刻な脅威」になっていると説明した。(!)北朝鮮が核放棄へ行動しない限り、対話環境は整わない(2)北朝鮮に核放棄を決断させるため、制裁を続けるーと指摘し、理解を要請した。アシフ氏は「決議の完全な履行に努めている。日本と協力していきたい」と応じた。(共同)