Friday, January 05, 2018 10:29 AM

中国、北朝鮮への原油制限 安保理決議に基づき初

 中国商務省は5日、国連安全保障理事会が昨年12月に採択した制裁決議に基づき、北朝鮮への原油輸出量の上限を年間400万バレルに制限するとの公告を出した。6日から執行する。中国が原油供給を制限するのは初めて。

 安保理は昨年9月、北朝鮮への原油供給の年間上限を過去12カ月の総量とするとの制裁決議を採択したが、中国は原油供給に関しては国内措置を取っていなかった。今回、原油制限にも踏み込むことで、さらに厳格な制裁履行をアピールする狙いがあるとみられる。

 商務省は、今年1年間の北朝鮮への石油精製品供給も決議に従って年間上限を50万バレルに設定した。上限に近づいた時点で、政府の関係部門が今年の輸出を停止するとしている。(共同)