Friday, January 05, 2018 10:34 AM
米、沿岸の資源開発解禁 環境保護団体が懸念
トランプ政権は4日、米沿岸の大陸棚の大半を石油や天然ガスの採掘のため開放する方針を発表した。2010年のメキシコ湾原油流出事故を受け、オバマ前政権は大陸棚での資源開発を事実上禁じていたが、エネルギー生産を拡大するため解禁する。石油業界が歓迎する一方、環境保護団体や沿岸各州は海洋汚染を懸念している。
内務省によると、策定中の計画では、19〜24年に領海外大陸棚の90%で石油・天然ガス採掘を認める方針。アラスカ沖やメキシコ湾、太平洋、大西洋の計47カ所をエネルギー企業に貸し出すことを検討している。
ジンキ内務長官は、大陸棚での資源開発解禁は「米経済とエネルギー安全保障にとって重要だ」と意義を強調した。(共同)
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