Monday, January 08, 2018 10:58 AM

バノン氏、暴露本「遺憾」 トランプ氏との関係修復探る

 トランプ大統領の最側近だったバノン氏は7日、政権の暴露本「炎と怒り」でトランプ氏の長男ジュニア氏を非難したとされる問題を「遺憾だ」とし、ジュニア氏を非難する意図はなかったと弁解する声明を出した。米メディアが報じた。バノン氏は「大統領を支える気持ちは揺るがない」と表明。トランプ氏との関係修復を探る考えだ。

 バノン氏が暴露本について反応を示したのは初めて。トランプ氏が激怒して決別を宣言し、バノン氏の有力支援者も関係断絶を表明するなど、孤立が進んだことに危機感を抱いたとみられる。

 暴露本によると、大統領選中にジュニア氏ら選対関係者3人がロシア人弁護士と面会したことを巡り、バノン氏は「反逆的」と指摘したが、バノン氏は7日の声明で「ジュニア氏に対するコメントではない」とし、面会に同席した選対幹部マナフォート氏に対するものだったと釈明した。「ジュニア氏は愛国的で善良だ」とも強調した。(共同)