Thursday, January 11, 2018 11:26 AM

鶴竜、稀勢が初場所出場へ 4場所連続休場から再起

 大相撲の東横綱鶴竜関(32)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、井筒部屋=が初場所(14日初日・両国国技館)に出場することが11日、決まった。「場所は出ますから」と明らかにし「一日一日集中してやるだけ」と淡々と話した。西横綱稀勢の里関(31)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=も同日「闘える準備はできた」と出場を明言した。ともに4場所連続休場からの再起を期す。

 鶴竜関は昨年7月の名古屋場所で右足首を負傷するなど度重なるけがに苦しんだ。今場所に向け順調に稽古を積んでいたが、出場の判断については慎重な姿勢だった。元横綱日馬富士関の暴行問題では、現場の酒席に同席しながら止められなかったとして、1月の給与不支給の処分を受けた。

 昨年3月の春場所で左上腕などを負傷した稀勢の里関は続く5月の夏場所を途中休場。その後、左足首や腰も痛めた。今場所前は横綱審議委員会による稽古総見で精彩を欠くなど不安な面もあったが、本人は出場の意向を示していた。(共同)