Thursday, January 11, 2018 11:28 AM

パリ協定再加入を排除せず トランプ氏、見直し前提か

 トランプ大統領は10日、離脱を宣言した地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」について「ひょっとしたら戻ることがあるかもしれない」と述べ、再加入する可能性を排除しない姿勢を示した。一方で「パリ協定は米国にとって非常に不公平だ」と不満を改めて表明した。

 協定の内容が米国にとって有利に見直されることが再加入の前提とみられる。ノルウェーのソルベルグ首相とホワイトハウスで会談後、記者会見で語った。

 トランプ氏は、環境に関して国際社会が合意すること自体には問題はないが、パリ協定は「米国の競争力を奪う悪い協定だ」と重ねて主張した。(共同)