Thursday, January 11, 2018 11:32 AM

米に核合意維持求める イランと欧州各国外相ら

 イランのザリフ外相は11日、トランプ政権がイラン核合意の実効性を認めない方針を表明した問題について、ブリュッセルで欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表や英仏独の3外相と協議した。双方は名指しを避けつつ米国に合意の維持を求めた。

 モゲリーニ氏は欧州3外相との共同記者会見で、合意はイランの核開発を阻止する上で「機能している」との認識を示した。ザリフ氏は、合意によりイラン国民が経済的利益を得ることができるといった点で欧州側と一致したとツイートした。

 ドイツのガブリエル外相は、北朝鮮が核開発を進める中、イラン核合意は「絶対的に必要だ」と強調した。フランスのルドリアン外相らはイランの弾道ミサイル開発に懸念を示した。(共同)