Tuesday, January 16, 2018 10:26 AM

日本勢30年ぶりの快挙 アルペン男子の須貝

 アルペンスキーのワールドカップ(W杯)で主にスピード系種目で奮闘する26歳の須貝龍(クレブ)が、12日にスイスのウェンゲンで行われたアルペン複合で29位に入り、自身初のW杯得点(30位以内)を獲得した。国際スキー連盟(FIS)公式サイトによると、技術系種目以外で日本男子のW杯得点獲得は30年ぶりの快挙となった。

 近年の日本は、3度目の五輪出場を決めた湯浅直樹(スポーツアルペンク)ら技術系に好選手が集中している。回転と大回転以外のW杯得点は1988年に滑降で12位になった千葉信哉までさかのぼる。須貝は「ウェンゲンの複合でポイントを取ることを今季の目標としてやってきた。達成できた」と喜びに浸った。

 滑降で54位と出遅れたが、回転で22位と挽回して順位を上げた。昨季は左足首や腰のけがで苦戦。「ほっとした」とかみしめるように言った。(共同)