Wednesday, January 17, 2018 10:37 AM

慰安婦巡る新要求を拒否 河野氏、韓国外相に伝達

 河野太郎外相は16日(日本時間17日)、韓国の康京和外相とカナダのバンクーバーで会談し、慰安婦問題の解決には日本側の一層の謝罪が必要だとする韓国側の新要求を拒む意向を伝えた。2月9日開幕の平昌冬季五輪に合わせた安倍晋三首相の訪韓見通しについては、明言を避けた。

 植民地支配下で動員された朝鮮人労働者を象徴する徴用工像をソウルの日本大使館前などに設置する動きに関し「適切な対応を取ってほしい」と申し入れた。政府は今回の会談を受け、韓国の団体による像設置を阻止するよう同国政府に強く働き掛ける方針だ。

 韓国政府による今月9日の新方針発表後、両国外相が会談するのは初めて。日本外務省によると、会談は約45分間で、一対一で通訳を付けず朝食を取りながら行われた。(共同)