Wednesday, January 17, 2018 10:37 AM

パレスチナ支援一部凍結 トランプ政権、反発必至

 トランプ政権は16日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に今月拠出する予定だった1億2500万ドル(約138億円)のうち6500万ドルの支払いを凍結した。米国はUNRWAへの最大の資金拠出国で、パレスチナ側の反発は必至。残り6000万ドルは予定通り拠出する。

 米国務省当局者は16日「(パレスチナへの)懲罰が目的ではない」としながらも、友好国イスラエルに同調し、UNRWAの組織改革を要求。6500万ドルの支払いは「将来の検討課題だ」と述べた。

 米政権の支払い凍結を受け、UNRWAのクレヘンビュール事務局長は17日声明を出し、パレスチナ難民への支援事業を継続するため、国際社会にさらなる資金拠出を呼び掛けた。(共同)