Thursday, January 18, 2018 11:20 AM

習思想、憲法明記へ議論 共産党の重要会議開幕

 中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第2回総会(2中総会)が18日、北京市内で開幕したもようだ。憲法改正が議題で19日まで。昨年の第19回党大会で党規約に盛り込まれた習近平国家主席(党総書記)の理念「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を憲法に明記することを確認する見通し。習氏の一層の権威強化につなげる狙いだ。

 憲法改正は総会での議論を踏まえ、3月に開催予定の全国人民代表大会(全人代=国会)で正式決定する。前回の2004年の憲法改正では江沢民元国家主席の「三つの代表」思想が盛り込まれた。胡錦濤前国家主席の「科学的発展観」は入っておらず、今回の改正で習氏の思想とあわせて盛り込むとの見方が強い。

 2中総会では、全人代で選出する国家指導者や政府幹部らの人事を議論するのが通例だが、習指導部は今回「憲法修正の問題を特に討議する」と強調しており、人事は主要議題にはならないとみられる。(共同)