Thursday, January 18, 2018 11:23 AM

米長官「戦争計画ある」 対北朝鮮、外交解決優先も

 マティス国防長官がカナダ・バンクーバーで開かれた北朝鮮問題に関する20カ国外相会合に先立つ15日の夕食会で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応に関し「(米国は)準備はしている。戦争計画もある」と発言していたことが分かった。同時に、外交努力による平和的な解決を優先するとの従来の立場も示した。日米外交筋が17日、明らかにした。

 米国主導による対北朝鮮軍事行動の可能性を示唆した発言。16日の外相会合を前に、北朝鮮に対する圧力強化の流れを緩めることがないよう引き締めを図ったとみられる。

 菅義偉官房長官は18日の記者会見で、マティス氏の発言について具体的な言及を避けた上で「外相会合を通じ、国際社会は一致結束して圧力を最大限に強めていくとのメッセージを発出できたのは極めて有意義だった」と強調した。(共同)