Friday, January 19, 2018 11:09 AM

横綱稀勢、5場所連続休場 来場所以降、進退問題に

 大相撲の西横綱稀勢の里関(31)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が初場所6日目の19日、日本相撲協会に「左大胸筋損傷疑い、左前胸部打撲で3週間の安静とする」との診断書を提出して休場した。5日目まで4敗と不振だった。休場は5場所連続6度目。在位6場所で皆勤は1場所にとどまり、来場所以降、進退問題に直面する苦境に立たされた。

 横綱の5場所連続休場は2003年秋場所まで6場所連続で休んだ武蔵丸以来。年6場所制となった1958年以降、最長は貴乃花の7場所連続。序盤5日間で4敗を喫した横綱は53年春場所の千代ノ山以来65年ぶり(不戦敗を除く)だった。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は5日目の平幕嘉風関戦で古傷の左大胸筋を痛めたと説明し、「本人は出たかったと思うが、悪化したらいけない。治療を第一に考えながら、体をつくり上げたい」と述べた。(共同)