Friday, January 19, 2018 11:12 AM

17年の気温、過去2番目 温暖化進行で3年連続高温

 世界気象機関(WMO)は18日、2017年の世界の平均気温が観測史上最高となった16年に次いで2番目に高かったと発表した。15年から3年連続の高温となり、WMOは「地球温暖化が長期的に進行していることを明確に示している」と警告した。

 WMOによると、17年の平均気温は産業革命前比で1.1度上昇し、15年と同レベル。16年は同1.2度上昇だった。WMOは、16年に高温をもたらす要因となった強力なエルニーニョ現象が17年には発生しておらず「エルニーニョがなかった年としては最も高温だった」と分析した。

 地球温暖化については、観測史上、高温を記録した18の年のうち17が今世紀に集中していると指摘。特に最近3年間の高温は「異例」といえ、北極でも高温を観測、海面レベルや世界の気象パターンに深刻で長期的な影響を与えるだろうと説明した。(共同)