Monday, January 22, 2018 11:19 AM

首都認定説明、和平へ意欲 米副大統領イスラエル訪問

 ペンス副大統領はイスラエルを訪れ、エルサレムで22日、ネタニヤフ首相と会談した。トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定した後、政権最高位の訪問。会談後、国会で演説。認定を巡る米国の立場を説明し、2014年以降、暗礁に乗り上げている中東和平交渉の再開を目指す意欲を表明、イスラエルとの強固な同盟関係もアピールする見通しだ。

 ペンス氏は副大統領就任後、初めてのイスラエル訪問となった。一方、パレスチナは、アッバス自治政府議長をはじめ会談を拒否。エルサレムやパレスチナ自治区でトランプ政権への抗議活動が激化し、イスラエル軍と衝突する可能性がある。

 イスラエル訪問に先立ち、ペンス氏は20日にエジプトでシシ大統領、21日にヨルダンでアブドラ国王と会談。イスラエルとパレスチナが合意するのであれば、これまで通り「2国家共存」による解決を支持するとの考えを示した。(共同)