Monday, January 22, 2018 11:19 AM

ロヒンギャの帰還延期 バングラ当局、作業遅れか

 バングラデシュ政府当局者は、23日に予定されていたイスラム教徒少数民族ロヒンギャのミャンマーへの帰還開始が延期になったと22日に明らかにした。対象となる難民の絞り込み作業などの遅れが原因とみられている。いつ開始できるかは不明。

 ミャンマーとバングラデシュ両政府は16日、帰還を23日に開始し、全ての帰還を2年で完了することで合意した。早々の延期表明により、円滑な帰還が難しいことが改めて浮き彫りになった。

 地元紙やロイター通信によると、バングラデシュは国境付近に帰還難民のための一時キャンプを設置する方針。一時キャンプや帰還難民のリストづくりが進んでいないことが延期の背景という。(共同)