Monday, January 22, 2018 11:19 AM
憲法審で改正議論前進 首相、働き方改革に決意
安倍晋三首相は22日、衆参両院で施政方針演説を行った。憲法改正の早期実現へ各党に具体案を国会に提示するよう要請。「憲法審査会で、議論を深め、前に進めることを期待する」と呼び掛けた。今国会の目玉に据える「働き方改革」や、教育無償化などの「人づくり革命」実行への決意を表明。北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるために全力を挙げ、日本の防衛力を強化する考えを示した。日中関係改善への強い意欲も打ち出した。
2012年の第2次安倍政権発足後、施政方針演説は6回目。改憲を巡り「50年、100年先の未来を見据えた国創りを行う」と訴えた。演説に先立つ自民党の両院議員総会では、憲法改正は党是だと言及した上で「いよいよ実現する時を迎えている。責任を果たしていこう」と意気込んだ。
自民党は3月25日の党大会までの党改憲案策定を急ぐ。ただ、見解が分かれる9条改正案の取りまとめは難航が必至だ。(共同)
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