Monday, January 22, 2018 11:20 AM
北朝鮮と他国の船舶接触 密輸監視中の海自機確認
北朝鮮による海上での石油精製品の密輸を防ぐため警戒監視活動をしている海上自衛隊P3C哨戒機が20日、北朝鮮船籍のタンカーが他国船舶と中国沖の東シナ海で接触しているのを確認したことが22日、政府関係者への取材で分かった。タンカーは昨年12月の国連安全保障理事会で制裁対象に指定されたものだという。安保理の制裁決議に反し、外国船舶から北朝鮮船に積み荷を移し替える「瀬取り」が行われていた可能性がある。
政府関係者によると、北朝鮮船籍のタンカーはドミニカ共和国船籍のタンカーと、中国・上海近くで接触。海自は現場を撮影し、情報は米政府にも伝えられた。
昨年9月の制裁決議は、海上で北朝鮮の船に積み荷を移すことを禁じた。12月の決議は北朝鮮への石油精製品の輸出を9割削減することや、海上での石油や石炭の密輸防止に向けた船舶の貨物検査強化を義務付けた。(共同)
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