Monday, January 22, 2018 11:21 AM
春闘開始、3%賃上げ焦点 経団連、積極対応訴え
経団連は22日、主要企業の労使が意見を交わす「労使フォーラム」を東京都内で開き、2018年春闘が事実上スタートした。安倍政権はデフレの完全脱却を狙いに3%の賃上げを経済界に要請しており、実際に各企業でどれだけの賃上げが実現するかが焦点となる。経団連は企業に積極的な対応を訴え、連合は大手企業と中小企業との賃金格差是正や非正規労働者の処遇改善に力を入れる考えを示した。
主要企業の労使交渉は3月中旬の集中回答日に向け本格化する。
経団連の榊原定征会長は冒頭あいさつで「賃上げの社会的な関心は非常に高まっている。これまでよりも踏み込んだ対応を図る必要がある」と強調した。19年の消費税増税による消費の冷え込みを回避するため、従来水準を上回る賃上げを行うべきだとも訴えた。(共同)
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