Monday, January 22, 2018 11:21 AM

パレスチナ国家早く承認を EU加盟国にアッバス議長

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は22日、ベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)本部での加盟国外相との昼食会に招かれ、会場到着時に「パレスチナ国家の早急な承認を(EU)加盟国に求める」などとする声明を発表した。

 出迎えたEUのモゲリーニ外交安全保障上級代表は、東エルサレムを首都とするパレスチナ国家樹立への支持や、米国が拠出金の一部支払い凍結を決めた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する支援を確認した。

 両者ともトランプ米政権によるエルサレムのイスラエル首都認定などには触れなかったが、モゲリーニ氏は、中東和平プロセスに関わるには「賢明さと責任感のある言動が必要」とし、米政権を暗に批判した。(共同)