Monday, January 22, 2018 11:22 AM

米政府閉鎖、長期化の恐れ 生活に影響も、再採決延期

 米連邦政府の一部機関閉鎖は週明けの22日、3日目に突入し、多くの職員が自宅待機になるなど影響が広がった。事態打開に向けた与野党協議は難航し、つなぎ予算が成立するめどは立たない。閉鎖が長期化し、国民生活に支障を来す恐れが出てきた。好調な米景気に冷や水を浴びせる可能性がある。

 議会上院は与野党協議の時間を稼ぐため、22日未明に予定していたつなぎ予算案の採決に進むのに必要な動議の再採決を22日正午(日本時間23日午前2時)に延期した。それまでに、移民政策を巡って対立する与党共和党と野党民主党が妥協点を見いだせるかが焦点となる。動議が再び否決された場合、政府機関閉鎖の長期化は避けられなくなりそうだ。

 長期化すれば、経済当局の一部業務停止で住宅ローンに必要な手続きができず融資が滞るといった事態も予想される。(共同)