Tuesday, January 23, 2018 10:34 AM

米副大統領「嘆きの壁」に パレスチナは反発

 イスラエル訪問中のペンス副大統領は23日、エルサレム旧市街にあるユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪問した。ペンス氏は22日の演説でエルサレムはイスラエルの首都だと改めて主張し、2019年末までに米大使館を移転すると明言。パレスチナは反発を強め、ゼネストや抗議デモを呼び掛けたが、ペンス氏の訪問時に大きな混乱はなかった。

 「嘆きの壁」訪問は親イスラエルの姿勢をアピールする狙いとみられる。ペンス氏は敬虔なユダヤ教徒が使うキッパという丸帽子をかぶり、厳粛な表情で壁に手をついて祈りをささげた。

 ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラやベツレヘムなどでは抗議デモがあり、デモ隊がタイヤを燃やすなどした。(共同)