Tuesday, January 23, 2018 10:34 AM

草津白根山が噴火 噴石で1人死亡11人負傷

 23日午前9時59分ごろ、草津白根山の本白根山(群馬県草津町、2171メートル)が噴火した。政府や群馬県災害対策本部によると、麓にある草津国際スキー場で、噴石などによって1人が死亡し、11人が重軽傷を負った。草津白根山で噴火が確認されるのは1983年以来となる。

 死傷者については、陸上自衛隊が、スキー場で訓練中だった男性陸曹長(49)が死亡したと明らかにした。ほかの隊員7人も負傷し、うち2人は重体で緊急手術を受けた。いずれも噴石による被害とみている。

 地元消防によると、ほかの負傷者4人はスキー客らで、ロープウエーのゴンドラに噴石が当たって割れたガラスなどにより、けがをした人もいる。山頂駅のレストランの屋根も、噴石で突き破られたとしており、警察などが当時の詳しい状況を調べている。(共同)