Friday, February 02, 2018 10:19 AM

貴乃花親方、2票で落選 相撲協会理事候補選

 日本相撲協会の理事候補選挙は2日、東京都墨田区の両国国技館で101人の全親方による投票で行われ、苦戦が予想された貴乃花親方(元横綱)はわずか2票しか集められずに落選し、5期連続の当選を逃した。

 貴乃花親方は3月の春場所後の新担務から格下の委員になるとみられる。理事会メンバーではなくなることで協会運営の中核から外れることになる。定数10に対し11人が立候補し5期連続の投票に持ち込まれた。

 所属する貴乃花一門からは阿武松親方(元関脇益荒雄)も立候補したことで、貴乃花親方の持ち票は少なく、他の一門からも協力を得られなかった。現役時代は抜群の実績を誇った同親方の求心力の低下も懸念される。(共同)