Friday, February 02, 2018 10:20 AM

安保理に世界の変化反映を 改革交渉で国連総会議長

 国連安全保障理事会改革を巡る国連総会(193カ国)の政府間交渉が1日、行われた。総会のライチャーク議長(スロバキア)は、第2次大戦後に国連が創設された当時に比べて世界は様変わりしたとして「安保理に変化を反映させるべきだ。改革の必要性への反対意見は皆無だ」と強調した。

 安保理改革を巡っては2009年から、全国連加盟国が参加する政府間交渉の枠組みで話し合いが続いているが、激しい意見対立から成果が出ていない。

 この日の協議は非公開。ドイツの国連代表部によると、安保理の常任理事国入りを目指す日本とドイツ、インド、ブラジルの4カ国グループ(G4)を代表しドイツのホイスゲン国連大使が演説した。話し合いに時間がかかりすぎているとして、各国がこれまで表明した自国の見解を繰り返さず、交渉を前進させるよう訴えた。(共同)