Friday, February 02, 2018 10:21 AM

シリア、新化学兵器開発か 米、抑止目的に攻撃用意も

 米政府高官は1日、記者団に、シリアのアサド政権が新型の化学兵器を開発している可能性があると語った。さらなる化学兵器の使用を防ぐためアサド政権に対する軍事攻撃の用意もあると警告した。ロイター通信が伝えた。

 シリア内戦では、反体制派の支配地域で化学兵器を使ったとみられる攻撃が継続。国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同調査機関は昨年、アサド政権が猛毒サリンを使ったと認定したが、政権側は一貫して否定している。

 同高官は、アサド政権の後ろ盾であるロシアが化学兵器使用を巡る実態解明に否定的なことを念頭に、国際社会がアサド政権に対する圧力を強化しなければ、化学兵器がシリア国外に拡散する恐れがあると指摘した。(共同)