Friday, February 02, 2018 10:25 AM

米雇用、20万人増 1月、市場予想上回る

 米労働省が2日発表した1月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から20万人増えた。18万人程度の増加を見込んでいた市場予想を上回った。

 失業率は前月から横ばいの4.1%となり、低い水準が続いた。就業者数の増加幅は景気が堅調に拡大している目安とされる20万人に2カ月ぶりに達した。米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は3月の追加利上げを検討しており、就業者数、失業率はともに利上げを後押しする数字となった。

 FRBが就業者数や失業率と並んで重視する民間部門の就業者の平均時給は前年同月比2.9%上昇し、前月より伸び率が拡大した。(共同)