Monday, February 05, 2018 11:30 AM

電機大手、3社が最高益 海外好調、上方修正相次ぐ

 東芝を除く電機大手7社の2017年4〜12月期連結決算が5日、出そろった。日立製作所とソニー、三菱電機の3社の純利益は4〜12月期として過去最高を更新。残る4社も増益か黒字転換だった。円安や、好調な海外事業が業績をけん引した。通期業績予想の上方修正も相次いだ。

 日立の純利益は、中国向けの建機事業や英国の鉄道事業などが好調で前年同期比35.2%増の2585億円だった。ソニーはスマートフォンの画像処理に使う半導体事業やゲーム事業が好調で、約11.1倍の5076億円の大幅増益。三菱電機も中国のスマホメーカーから制御装置の受注が伸びて42.7%増の1931億円となった。

 パナソニックはセンサーなどの車載事業や工場向け製造装置事業が成長し、1.3%増の2001億円を確保。富士通はシステム事業が振るわなかったが、富士電機株の売却益計上で71.9%増の554億円だった。(共同)