Tuesday, February 06, 2018 11:11 AM
仮想通貨総額3分の1に 流出の取引所はデータ提出
仮想通貨の市場規模を示す時価総額が急減している。6日は一時、2800億ドル(約30兆5000億円)前後となり、過去最大を記録した1月上旬と比べ、約1カ月で3分の1程度まで縮小した。国際的な規制強化や、取引所大手コインチェックの仮想通貨「NEM(ネム)」流出問題を背景に売り注文が膨らみ、価格が急落した。
一方、警視庁サイバー犯罪対策課がコインチェックからサーバー内のデータの一部について提出を受けたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。不正アクセス禁止法違反容疑などを視野に、ネムの保管状況を詳しく調べ、発信元の特定を進める。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの廉了主席研究員は「流出問題の影響で全体的に仮想通貨の印象が悪くなった」と強調。今後も仮想通貨の下落が続くと指摘している。(共同)
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