Thursday, February 08, 2018 11:22 AM

米議会、予算案可決へ調整 政府閉鎖回避の可能性

 米議会は8日、連邦政府の支出を手当てする現行のつなぎ予算の最終日を迎え、9日以降の予算案の可決に向けて大詰めの調整に入った。上院の与野党執行部が7日に予算協議に合意したため、9日以降の予算が成立せずに政府機関の一部閉鎖に陥る事態は回避される可能性が高まっている。

 米メディアによると、予算協議の合意内容にはインフラ整備費の増額も盛り込まれた。トランプ大統領が経済政策の柱に掲げたインフラへの巨額投資の追い風になりそうだ。トランプ氏は今後10年間で官民合わせて少なくとも1兆5000億ドル(約164兆円)をインフラに投じるとしている。

 下院は6日、政府の3月23日までの支出を手当てするつなぎ予算案を可決した。上院は予算協議の合意を受けて、下院案を修正し、8日中に採決することを目指している。上下両院の可決後、トランプ氏が署名すれば予算が成立する。(共同)