Monday, February 12, 2018 12:00 PM

ロシア落機から異常連絡なし 捜査委「地面激突で爆発」

 ロシアの首都モスクワ郊外で国内線旅客機が墜落し、乗客乗員71人全員が死亡した事故で、ロシア連邦捜査委員会のペトレンコ報道官は11日、墜落前に乗員から故障など機体の異常を知らせる連絡はなかったと明らかにした。

 ペトレンコ氏は12日、事故機は地面に激突するまで炎上せず、爆発は墜落後に起きたと述べた。現場住民からは「空中で爆発し、粉々の残骸が落下していた」との目撃証言が出ていた。テロとの見方は出ていない。

 墜落したのはサラトフ航空のアントノフ148旅客機。在ロシア日本大使館によると、事故機に日本人が搭乗していたとの情報はない。搭乗者の大半は旅客機が向かっていた南部オレンブルク州の住民だった。運輸省によると、スイス人など外国人3人も乗っていた。(共同)