Monday, February 12, 2018 12:01 PM

米、北朝鮮と対話の用意 副大統領「圧力は維持」

 ワシントン・ポスト電子版は11日、ペンス副大統領が同紙とのインタビューで、北朝鮮が非核化に向けた行動を取るまで米国は「最大限の圧力」を維持する一方、南北対話の進展次第で前提条件なく直接対話を行う用意があるとの見解を示したと報じた。同紙は、北朝鮮が非核化の意志を示すまで対話に応じないとしていたトランプ政権の方針の「重要な転換」と指摘した。

 平昌冬季五輪の開会式出席のため訪韓後、米国に向かう機中で語った。韓国の文在寅大統領との会談で、まず南北で協議を進め、その後に米朝対話の可能性があるとする今後の進め方で合意したとしている。ただ北朝鮮が非核化に応じる見通しがない状況下で、実際に対話が実現するかは不透明だ。

 ペンス氏は「圧力と関与を同時に進める」と説明し、「(北朝鮮が)話したいなら、話をする」として制裁を維持しつつ直接対話する可能性を示唆した。訪韓中、文氏との2回の会談で五輪後の南北対話について詳細に協議し、トランプ大統領とも毎日打ち合わせをしていたという。(共同)