Tuesday, February 13, 2018 10:48 AM

朴前大統領親友に懲役20年 国政介入事件、共謀を認定

 韓国の前大統領、朴槿恵被告(66)=収賄罪などで公判中=の親友で、朴前大統領と共謀して財界に資金拠出を強要したとして職権乱用罪などに問われた崔順実被告(61)に対し、ソウル中央地裁は13日、懲役20年の実刑判決を言い渡した。判決は多くの起訴内容で朴前大統領との共謀を認め、今後、朴前大統領に対しても重刑が科される公算が大きくなった。

 地裁は「国政介入事件の責任は朴前大統領と、その権力を利用して私益を追求した崔被告にある」と指摘。崔被告に罰金180億ウォン(約18億円)、追徴金約73億ウォンも言い渡した。求刑は懲役25年などだった。

 また、免税店認可などの見返りに崔被告と朴前大統領側に70億ウォンを拠出したとして贈賄罪で在宅起訴され、懲役4年などを求刑された韓国ロッテグループ会長、重光昭夫(韓国名・辛東彬)被告(62)は懲役2年6月、追徴金70億ウォンの実刑とした。重光被告は拘束された。(共同)