Thursday, February 15, 2018 11:49 AM

中国、南シナ海に7基地 米司令官、警戒感表明

 米太平洋軍のハリス司令官は14日の下院軍事委員会の公聴会で、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などに3000メートル級の滑走路やレーダー施設の整備を進め「新たな七つの軍事基地」を保有していると指摘、さらに高性能な防衛装備を将来、配備する可能性があると強い警戒感を示した。

 中国が開発を進める極超音速兵器に関し「米国の開発ペースを上回っている」と強い懸念を表明した。中国が海上戦力を強化していることを踏まえ「台湾や領有権争いを巡る紛争で、米国の介入を防ごうとしている」と述べた。

 また、北朝鮮の核・ミサイルに対応するため、最新の追尾レーダーをハワイに配備し、2023年9月までに初期運用を始めると説明。グアムの高高度防衛ミサイル(THAAD)や日本に前方展開するイージス艦の増強が必要だと訴えた。(共同)