Friday, February 16, 2018 11:21 AM
黒田総裁再任を国会提示 副総裁は雨宮、若田部氏
政府は16日、4月に任期の切れる日銀総裁に黒田東彦氏(73)を再任させる国会同意人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会に提示した。衆参両院とも自民、公明の与党が過半数を占めており、所信聴取を経て可決、承認が確実だ。再任されれば、1964年に退任した山際正道氏以来、半世紀ぶりに在任期間が5年を超える異例の総裁となる。任期満了まで務めると在任期間は10年を超え過去最長となる。
3月に任期切れを迎える副総裁に雨宮正佳日銀理事(62)と若田部昌澄早大教授(52)を充てる人事も示した。任期は正副総裁いずれも5年間。新体制でも現行の緩和路線が継続される見込みだ。
安倍晋三首相はデフレ脱却を確実にするため、大規模な金融緩和で日本経済の回復を下支えしてきた黒田氏に引き続き金融政策を任せるのが最適だと判断した。(共同)
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