Friday, February 16, 2018 11:21 AM

知識と活用力一体的に出題 学テ、19年度から新形式

 文部科学省は16日、小学6年と中学3年の全員が対象の全国学力テストに関する専門家会議で、出題教科の国語と算数・数学について、基礎的知識と知識活用力を別々に問う現在の在り方を見直し、双方を一体的に扱う新形式の問題を検討する考えを示した。2019年度からの適用を目指す。

 20年度以降に全面実施される小中学校の次期学習指導要領が「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」との結びつきを強める学習を掲げており、こうした学びの変化を踏まえ、文科省は出題形式の改善が必要と判断した。

 専門家会議のこれまでの議論でも、07年度のテスト開始から10年が過ぎ、児童生徒の学習課題の把握と学力の底上げが進んだとして「現行の出題方式は一定の役割を果たした」との意見が出ていた。(共同)