Friday, February 16, 2018 11:22 AM

米トルコ関係正常化で合意 外相会談、シリアで連携へ

 トルコのチャブシオール外相は16日、ティラーソン米国務長官と首都アンカラで会談し、その後の共同記者会見で、シリア情勢などを巡り悪化していた両国の関係を正常化させることで双方が合意したと述べた。ティラーソン氏もトルコとの重要な関係を再確認したと強調、共通の目標であるシリアでの過激派組織「イスラム国」(IS)打倒などで、今後連携していくと語った。

 トルコが敵視するシリアのクルド人勢力「民主連合党」(PYD)への米国の支援などにより、悪化の一途をたどった両国の対立が解消に向かうか注目される。

 ティラーソン氏は一方、トルコがPYDの駆逐を狙い、1月にシリア北西部アフリンへの越境作戦を始めたことに対し、国境を守る権利は正当としつつ、自制を求めた。(共同)