Friday, February 16, 2018 11:24 AM

白人至上主義団体で訓練か フロリダ乱射容疑者

 フロリダ州パークランドの高校で14日起きた銃乱射事件で、地元の白人至上主義団体の指導者は15日、ニコラス・クルーズ容疑者(19)=計画殺人などの容疑で訴追=が同団体に所属し、自警のための訓練をしていたと米メディアに明らかにした。同姓同名の人物が動画投稿サイト「ユーチューブ」に「プロの学校銃撃犯になる」と投稿していたことも連邦捜査局(FBI)の調べで分かった。

 報道によると、白人至上主義団体「フロリダ共和国」の指導者ジョーダン・ジェレブ氏は、容疑者が自警訓練を受けるため同団体支部に所属していたと説明。「彼はかなり腕が立つ」と語った。同団体はフロリダ州を「白人のみの国」にすることを目指している。

 同高校の卒業生らによると、容疑者は退学になる前に「米国を再び偉大に」とのトランプ大統領のスローガン入りの帽子をかぶって登校したこともあった。(共同)