Tuesday, February 20, 2018 11:26 AM

欧州銀4行が黒字 ユーロ圏好景気が背景

 欧州の主要5銀行の2017年12月期決算が20日、出そろい、3行の純利益が前期比で増えた。イタリアのウニクレディトは黒字転換した。ユーロ圏の好景気を背景に不良債権の減少や融資増加が寄与した。一方、ドイツ銀行は3年連続の赤字となった。

 スペインのサンタンデールの純利益は6.7%増の66億1900万ユーロ(約8700億円)。地元銀行の救済で関連費用が膨らんだが、欧州や南米事業が補った。

 フランスのBNPパリバは国外事業が貢献した。ウニクレディトは前期に多かった不良債権の処理が減り、黒字を確保した。(共同)