Wednesday, February 21, 2018 11:15 AM

大杉漣さんが死去 名脇役、北野監督作品出演

 北野武監督の映画「ソナチネ」や「HANA-BI」などに出演し、ドラマやバラエティー番組でも親しまれた俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名孝=たかし)さんが21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳。徳島県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。

 名脇役として知られた。テレビ東京によると、大杉さんは20日、放送中の連続ドラマ「バイプレイヤーズ」の撮影を終え、ホテルに戻った後に不調を訴えたという。

 大杉さんは1974年に劇団「転形劇場」に入団し、80年に「緊縛いけにえ」で映画デビュー。90年代以降には北野監督の映画やSABU監督の「ポストマン・ブルース」、崔洋一監督の「犬、走る DOG RACE」のほか、近年では「シン・ゴジラ」の首相役などで存在感を発揮。迫力のあるやくざ役から気弱な父親役まで、幅広い役を巧みに演じた。(共同)