Wednesday, February 21, 2018 11:17 AM

銃の即引き渡し、認めず 米最高裁、擁護派退ける

 カリフォルニア州が銃購入者への銃引き渡しまでに10日間の期間を設けているのは銃所有の権利を定めた合衆国憲法に違反しているとして、銃権利擁護団体側が規定の廃止を求めた訴訟で、米最高裁は20日、原告の訴えを退ける判断を出した。

 銃購入が容易な米国では乱射事件の頻発で規制を求める声が強まっており、規制派には追い風となる判断。

 カリフォルニア州や首都ワシントンなどでは自殺や殺人を企てる人物が衝動的に銃を購入しようとするのを防ぐため、購入から引き渡しまで一定期間を設けるよう義務付けている。当局はこの間に犯罪歴などを調べることが可能になる一方、こうした規定のない州も多い。(共同)