Wednesday, February 21, 2018 11:18 AM

北朝鮮ハッカー、日本攻撃 制裁情報狙い、米企業分析

 米情報セキュリティー会社「ファイア・アイ」は20日、主に韓国から情報窃取をしてきた北朝鮮のハッカー集団「APT37」が昨年、国連の対北朝鮮制裁に関する情報を得るため、日本にある関連組織にサイバー攻撃を仕掛けていたとの分析を発表した。組織の名称は明らかにしていない。

 ファイア・アイは、使われたウイルスなどから「北朝鮮政府のために行われた」サイバー攻撃だと指摘、国家ぐるみの攻撃との見方を示した。

 分析によると、APT37は2012年以来、韓国に対する情報活動を展開。14〜17年には韓国政府や軍から情報を盗んでいたが、17年には標的を日本などに拡大しマルウエア(悪意あるソフト)を使った攻撃を行った。(共同)