Thursday, February 22, 2018 11:57 AM

北朝鮮、五輪閉会式に高官 強硬派、韓国内で反発も

 韓国統一省は22日、北朝鮮が25日の平昌冬季五輪の閉会式に出席するため、朝鮮労働党の金英哲副委員長を団長とする代表団を派遣すると通知してきたと発表した。文在寅大統領は金氏らと面会する方針。金氏は強硬派として知られ、韓国内では保守系野党などから反発が出ている。

 代表団には開会式でも訪韓した祖国平和統一委員会の李善権委員長が参加。随行員6人がいるが氏名などは不明という。

 金氏は対韓国政策を統括する統一戦線部長も務め、過去には情報機関トップの偵察総局長として、2010年の韓国哨戒艦沈没や延坪島砲撃を主導したとみられている。大統領府高官は「いろいろな推測はあったが、実際に攻撃を誰が主導したかは明らかになっていない」と理解を求めた。趙明均統一相も22日の国会で「北朝鮮で南北対話を総括する金氏と直接対話することは重要な意味がある」と述べた。(共同)