Thursday, February 22, 2018 12:00 PM

憎悪団体、14年から2割増 トランプ政権下の昨年

 トランプ政権下の2017年に米国で活動した憎悪団体(ヘイトグループ)は954団体で、オバマ前政権下の14年に比べて約2割増えたことが、人権団体「南部貧困法律センター」の年次報告書で分かった。このうち白人至上主義の団体は600超だった。ロイター通信が21日報じた。

 同センターは「移民やイスラム教徒が排除され、人種差別が容認されている」と指摘。トランプ大統領の姿勢が「白人至上主義者グループの願いを反映している」と危機感を示した。

 米国では17年8月、バージニア州で白人至上主義者と人種差別反対派が衝突。トランプ氏は、双方に責任があると発言し、人種差別を容認したとして非難を受けた。(共同)